第一線で企業変革を牽引してきたからこそ見える、健康経営の真の価値

全3回にわたるブログ連載をお読みいただき、ありがとうございました。
今回の連載では、認定マークの取得や調査票の回答に終始しがちな現状に対し、経営戦略と連動させることの重要性を中心にお伝えしてきました。
なぜ、NOSTがこのような強いメッセージを発信し続けるのか。
この編集後記では、その背景にある私たちの想いをお話しします。
目次:
- 「形骸化」への危惧と現場のリアル
- 企業風土改革こそが本質的な対応
- 本質的な変革を起こすためのNOSTの覚悟
1.「形骸化」への危惧と現場のリアル
本来、健康経営は各社各様の「人を大切にする経営」であるはずです。
しかし、評価の順位を上げることや、ガイドラインの事例に沿って無難に施策を埋めることが目的化してしまうと、どんな企業も似たり寄ったりの取り組みになってしまいます。
経営企画や人事の第一線に立ち、全社的な仕組みづくりや企業変革を推進してきたからこそ痛感するのは、経営戦略と結びつかない施策は、やがて現場の「やらされ感」を生み、組織の中で形骸化していくという現実です。
企業が持続的に成長するためには、自社のパーパスやビジネスモデル(本業)を強化するための人的投資として、独自の「戦略マップ」を描き切る必要があります。
2.企業風土改革こそが本質的な対応
健康とは、単に病気ではない状態を指すのではありません。
肉体的・精神的な健康に加えて、「社会的な健康」の実践が不可欠です。
社会的な健康とは、組織の中で自分が周囲に支えられ、「ここに自分の居場所がある」「ここで挑戦していいんだ」と実感できる状態(心理的安全性や、フォロワーシップが発揮される環境)を指します。
対症療法的な健康管理だけでは、組織のエンゲージメントは上がりません。
根底にある「企業風土改革」に踏み込み、社会的な健康を育むことこそが、本質的な対応であると確信しています。
3.本質的な変革を起こすためのNOSTの覚悟
縦割りの省庁のガイドラインによって、サステナビリティ、人的資本、健康経営が社内でバラバラに進んでしまうのは非常に勿体ないことです。
これらの「3つの経営」を経営レベルで連動させ、現場が自走する体制をつくることができれば、その組織の機動力と事業へのインパクトは計り知れません。
だからこそNOSTは、各社の経営戦略に沿った「戦略マップ」の作成と、戦略マップを現場レベルで展開することで能動的に「健康風土」を作り出すPDCA展開まで、徹底的に伴走します。
「100社あれば100通りの健康経営がある」。この考え方を社会のスタンダードにし、日本企業で働く人々が幸せになり、企業が成長する未来を創ること。それが私たちの使命です。
今後もこのブログを通じて、本質的な健康経営への意識変革を促す発信を続けてまいります。
引き続きよろしくお願いいたします。
【第1回:構造編】健康経営は「おまけ」じゃない。人的資本・ウェルビーイングと連動する最強の投資
サステナビリティ、人的資本、健康経営。縦割りになりがちな「人を大切にする3つの経営」の正しい構造と順番を紐解きます。
【第2回:設計編】他社のマネは今すぐやめよう。自社の強みを研ぎ澄ます「戦略マップ」の読み解き方
戦略マップは単なる調査票の一部ではなく、BSC(バランススコアカード)等のフレームワークが詰まった経営ツールです。独自のKGIの描き方を解説します。
【第3回:実行編】調査票から解放される日。「4つの層」が連動するNOST流・健康経営戦略フロー図
担当者が孤独にならないための「4つの層」の役割分担と、施策の目的化を防ぎ、KGIからバックキャスティングするNOST独自ツールの活用法です。
健康経営の調査票や戦略マップ作成に悩まれているご担当者様、そして投資対効果を求める経営層・経営企画の皆様にとって、少しでも現状を打破するヒントになれば幸いです。
NOSTは、健康管理の領域を超え、貴社の成長戦略としての健康経営に並走するパートナーでありたいと考えております。
本連載へのご意見や、自社の戦略マップに関するご相談など、ぜひお気軽にお声がけください。
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